はるぴょん達も自分の家に帰って、普通の生活に戻りましたので、久しぶりにブログを書いています。ずいぶん長い間放置してしまいました。
「6人目」から以降、書くべき内容はいろいろあったのですが、今回はこの物置を作る過程を紹介したいと思います。
8月に個展が終わった時に、束石を埋め込みましたが、あれからもう4ヶ月も経ってしまいました。
ブログと同じで、こちらも放置プレーですが、さすがに時間が経ちすぎています。
肩が痛くて作業にかかれないというのもありましたが、そろそろ物置を作らねばなりません。
放置していたとはいえ、この4ヶ月間何もせずに手をこまねいていたというわけではなく、頭の中ではいろいろ図面を書いて検討を重ねてきていました。
外から見るとぼ~っとしているように見えても、頭の中では3Dで木材をひねり回して組み立ててみたりしていて、この妄想だけで物を作っていくというのは結構面白い作業です。
しかし、いつまでも妄想に浸り込んでいてもいけないので、天気のいい日を選んで少しずつ始めることにしました。
手始めに、アトリエの駐車場から庭に降りる階段の板が割れていましたので、これを作り直しました。
塗装も含めて2日かかりましたが、しっかりしたのができました。
肩もそれほど痛くありません。この分なら何とかなりそうです。
以前の階段は6年持ちましたので、今度もそのくらいは使えるでしょう。
さて、この物置は、手持ちの材木を使って経費をかけずに作るというのが基本コンセプトです。
しかし、私の考える物置は、床面積1畳、高さは2mを越えます。かなり大きいので手の抜けるところは抜くことにします。
物置の裏側の壁は、既存の倉庫に沿っていて見えないので、コンパネを使うことにしました。これで一枚ずつ板張りするという手順を一挙に省略することができます。外面を塗装しました。
向こう側の黒いのは床です。
乾燥させている間に、柱を立てます。
実際に材木をあてがってみると、束石の間隔が微妙にずれていて、もう一度メジャーで測り直してスコップで土を掘り、移動させながら、柱を立てていきました。
かなり時間と手間がかかりましたが、ここはきちんとしておかないと後が大変です。
2日かかって、ようやく柱が立ちました。
真っすぐ立っていないようにも見えますが気のせいでしょう。
あとは組み立てながら力任せに修正していくのみです。
まず裏側の壁を張りました。
ここでアクシデントが起きました。
倉庫と物置の間隔は40センチほど取っています。私の考えでは、この隙間に入ってドリルを使うつもりでしたが、思ったより太ったのか体がつかえて入れませんでした。
これでは手の届かない奥の方がビス止めできなくなります。
妻も太っているのですが、試してみたら隙間に入れました。やむなく妻にドリルを使ってもらい、なんとかできました。
この頃から雨が降るようになり、作業を休まざるを得なくなりました。
そして、肩の痛みに加え腕全体に力が入らなくなってきました。たぶん肩を長く使ってなかったので、筋肉が落ちているからでしょう。雨が続いていて休まざるを得なくなったのは良かったかもしれません。
雨の隙間をぬって床を張って屋根にかかります。
だいぶ建物らしくなってきました。
一般の家ならここで『棟上げ』をするところです。
屋根の骨組みもできて、屋根板を張っていきます。
重ねて張っているだけです。あとで調べたら、板の重なっている部分にビスを使ったらいけないようです。将来、板の伸び縮みで割れてくるかもしれませんが、その時はパテなどで補修するつもりです。
屋根ができたら、今度は壁を張りました。
壁板は、はるぴょん宅を作った時の外壁を取っておいたのを使います。
こちらは、本実継ぎになっているのでしっかりしています。
Z西OBたちがこれを見たら、木端が揃ってないとか、ビスが真っすぐ並んでないとか、何かと難癖をつける姿が想像できますが、しかし、肩の痛みにも耐えて、気分転換に隣に植えている金柑の実を食べたりして、頑張って板を張っていきました。
全部の面に張ってしまうと本物の家みたいで嬉しくなります。
中に入ると木のいい匂いがして、本当に新築の家にいるみたいです。
まだ、板壁と屋根の間から外が見えます。この後は、手間がかかりますが、実寸で測って板取りして隙間なく張っていくつもりです。
そして、外壁が完成したら、内装と扉にかかります。
内装は棚を3枚作って、扉も実寸で測って板張りの扉にします。
完成までは、まだまだかかりそうです。
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